「こんなAC祭りはイヤだ!」トラウマ必至なACのCMを集めてみた


東日本大震災発生当初、民間企業がテレビCMを自粛する代わりにAC(社団法人ACジャパン)のCMが大量に流れたことで同法人に対する苦情が殺到。ホームページ上にお詫び文を掲載するという事態が起こった。
寄せられた苦情の中には同じCMが繰り返し流れることに対する「しつこい」という意見や、CMの最後に流れる「エーシー♪」というサウンドロゴに「不快さを感じる」といったものがあったそうだ。

しかし記者の個人的な感想であるが、今回の『AC祭り』(企業のCM自粛で差し替えでACのCMが連続で流れる状態をあらわすインターネットスラング)に関してはさほど不快に感じることが無かった。何故ならばかつてのACのCMと言えば非常に暗くて、どこか不気味さや怖さを感じさせるものが多かったからである。それに比べれば「ポポポポーン♪」と明るく振る舞ってくれる現在のCMはだいぶマシに思えてしまうのである。

かつて放送されていたAC(一部政府広報を含む)のCMの中から記者が怖いと感じたものをいくつかまとめてみたのでご覧いただきたい。

『消える砂の像』
のどかな海の映像をバックに流れる不気味なBGMと崩れる砂像。

『ストップ、温暖化』
『消える砂の像』と同系統。こちらは逆に明るめのBGM、のはずが…。

『チャイルドマザー』
放映開始から2ヶ月で打ち切られたいわくつきのCM。冒頭の雰囲気がホラー映画のそれ。

『知らんぷりよりちょっと勇気』
本田美奈子さんの歌声に助けられているが『犬神家の一族』または『劇団天井桟敷』を彷彿させる白仮面が不気味。

『DRUGS KILL TEENS』
「JKキタコレ!」と思ってもそうは問屋が卸さないのがACクオリティ。

『キッチンマザー』(政府広報)
インターネット上で「怖いCM」といったら必ずこの名前が挙がるほど有名なCM。

『ダメ、ゼッタイ。』(政府広報)
サムネの段階で怖さ充分である。

『黒い絵』
これは怖いと言うよりむしろ考えさせられるCMなのだが男の子が画用紙を黒く塗りつぶしている様子はやや不気味である。

もしこれらのCMで固められた『AC祭り』が起きたらどうだろう?記者ならきっと夜中トイレに行けなくなること必至だ。従って現行のACのCMが不快に感じる方はホンのちょっとでいいので大目に見ていただきたく思う次第である。